DX推進の取組について
●デジタル技術が社会や当社の競争環境に与える影響について
一次産業(農業・食品卸など)は、労働力不足や後継者問題、複雑な流通構造、そして不確実な需要変動といった課題を抱えています。デジタル技術、特にクラウドシステム、IoT、AIを活用したデータ分析は、これらの課題解決に不可欠な要素です。具体的には、生産から流通、販売に至るフードバリューチェーン全体の可視化と最適化、高度な需要予測に基づく食品ロスの削減、そしてデジタルマーケティングによる販路拡大・消費者とのエンゲージメント強化が求められています。当社は、デジタル競争力を企業文化として定着させることで、この変革期の市場において優位性を確立できると認識しています。
●経営ビジョン
一次産業に特化したデジタルソリューションの提供者として、顧客企業に「データ駆動型の競争力と成功体験」を提供し続けることを経営ビジョンとします。当社の専門性であるデジタルマーケティングと業務管理システムをシームレスに連携させ、顧客の経営課題をデジタルとアナログの両面から解決するハイブリッドモデルを確立します。このビジョンを実現することで、一社でも多くの一次産業企業が自走できる体制を構築し、日本社会の活性化と未来の繁栄に貢献します。
●経営及びデジタル技術等の活用の具体的な方策(戦略)
経営ビジョン達成に向けた戦略の方向性として、コンサルティング事業の収益性の向上とソリューション提供スピードの加速を二本の柱とします。その実現のための具体的な方策は、知見のデジタル資産化と活用を核とします。コンサルティングで得られた財務改善ノウハウや教育コンテンツ、システム利用データ、そしてマーケティング運用実績といった全情報を、セキュアな環境下でデジタルナレッジベースとして構築・一元管理します。このデジタルナレッジベースを活用することで、顧客ごとの課題に対する最適なソリューション提案を迅速化・標準化し、コンサルティング業務の工数を削減します。これにより、コンサルタントはより高度でクリティカルな課題解決に集中でき、顧客への提供価値を最大化しつつ、スケーラブルなサービス提供を実現できるビジネスモデルへと変革します。
●戦略を効果的に進めるための体制
代表の路飛がCIOを兼務し、デジタル戦略の全社的な統括と推進を主導します。社員を対象に、最新のデジタルマーケティング技術、データ分析スキル、そして情報セキュリティに関する継続的な研修プログラムを実施し、全従業員がデジタル競争力の概念を理解し、顧客の自走力を高める支援ができるDX人材の育成を最重要課題として取り組みます。
●DX戦略推進の環境整備
開発知見の安全な管理と迅速な共有を実現するため、既存のクラウドストレージやプロジェクト管理ツールの運用方法を改善・強化します。具体的には、顧客情報、マーケティングデータ、コンサルティングノウハウを集約・活用するため、既存クラウドサービス内に部門を横断したデータ連携・検索を可能にする共有フォルダ構成とアクセス権限ポリシーを策定します。また、食品卸業者や農業関係者向けの既存システム「スマートオーダー」「スマートストック」の業務データと、社内ナレッジを紐づけるデータ連携のルールを標準化します。これにより既存環境を最大限活用して情報連携を標準化し、機動的な顧客支援を実現します。
●戦略の達成状況に係る指標
DX戦略の進捗度を測る指標として、主要なシステム(スマートオーダー/スマートストック)の顧客定着率と機能利用率を追跡します。また、社内においては、構築したナレッジベースへのコンサルティング事例登録件数と、ナレッジベースの月間利用率(参照・活用件数)をKPIとします。さらに、顧客の支援継続期間の平均値を向上させることで、提供したデジタル競争力と成功体験が、顧客の企業文化として定着した度合いを測る指標とします。
●DXを牽引するトップメッセージ
デジタルマーケティングと業務システムの融合により、顧客の「売る力」と「管理する力」を飛躍的に向上させ、日本の一次産業に新たな付加価値を生み出します。このDX戦略を推進することで、お客様と共に持続的な成長を実現していくことを目指します。
代表取締役 路飛